人は出会う人によって変わり、成長する
巻頭特集の対談記事について思うこと
COMPANY?としてスタートしたこの雑誌。偶然のきっかけで始まった編集者としての仕事。ご当地アイドルのプロデュースもそうですが、雑誌・Web版の創刊も、企画としての面白さとやり甲斐に魅力を感じて何もわからないところから始めています。
それから4年が過ぎ、多少は成長したかなとは思いますが、それでも締め切り前にバタバタするところは全く変わりません。今この目次の原稿も、やっと他の原稿を全て書き上げた締め切り直前に書いています。
この号の巻頭特集は、私にとって感慨深い対談企画となりました。
茂木敏充代議士がCOMPANY43に登場してくださるのは、今回が3度目です。地元足利市の出身。地元の足利高校から東大、ハーバード大学大学院、マッキンゼーと歩まれた日本の経済政策の第一人者。そんな茂木先生のお話をうかがい、記事を書かせていただくことは編集者冥利に尽きます。茂木先生は覚えていらっしゃらないかもしれませんが、初めて取材させていただいた2012年の年末年始特大号での記事を褒めていただいたことは、私にとってこの仕事を通じて得た最高の宝物です。
その茂木先生と対談させていただいたのが、この雑誌から生まれた渡良瀬橋43。このご当地アイドル企画も、偶然始まったもので、そもそもアイドル自体に全く興味がなかったところからのスタートでした。
「足利が大好きで、大好きな足利のためにこの活動を通じて貢献したい」というメンバーたちの純粋な思いに突き動かされ、今では渡良瀬橋43とOtan43の運営が私の中でもとても大きなものになっています。小学校1年生から高校3年生までの24名の夢と思いをかたちにして、このまちを全国、全世界にPRしたい。6歳の子が大きくなるまで継続可能な、誇りに思える活動をさせてあげたい。そんな思いでスタッフ一同(私を除くと保護者の方たちばかりですが)がんばっています。
尊敬する茂木敏充先生と、大切に育てている渡良瀬橋43のメンバーたちが対談させていただくという機会を設けていただけたこと。茂木先生および関係者のみなさんには心より感謝しております。
人は出会う人によって変わり、成長するものです。若い渡良瀬橋43のメンバーたちが今の年齢で茂木先生のお話を聞けたこと、アドバイスをいただけたことは、もしかしたら彼女たちの人生を変えるきっかけになるかもしれません。対談を終えた後のうちの子たちの目の輝きがとても印象的でした。
今回の号の記事が、手に取る若い子たちの人生に何かのヒントになると良いなと思っています。
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