ハワイの人たちとの市民同士の絆 ーアイゼンハワー大統領の言葉ー
第34代アメリカ合衆国大統領として歴代大統領の中でも人気が高く、ノルマンディー上陸作戦の連合国遠征軍最高司令官としても英雄視されているドワイト・D・アイゼンハワー大統領がかつて「People to People(市民と市民)」による外交を提唱しました。
このアイゼンハワー大統領による、世界各国の市民同士で絆をつくりあげることによって、異文化の人々が相互の違いを褒め称え、感謝し、新たな争いのきっかけを減らして「人類の平和と繁栄」を目指そうと説いたところから始まったのが、「姉妹都市交流」です。
世界地図だけを見て、世界経済や政治のニュースを見たり聞いたりするだけでは互いの国や文化を学ぶことはできない、というのは留学生として16歳から6年半アメリカに渡っていた私も実体験として感じています。アメリカ合衆国内でもアリゾナ州、イリノイ州、カリフォルニア州と小さな町から大都市まで様々なところで生活しましたので、同じ国内でもそれぞれが違う文化を持つことも体験しました。日本でも県によって、市や町によって文化も人も違います。相互理解は「People to People(市民と市民)」が互いに絆を深めることによって生まれる、と説いたアイゼンハワー大統領には深く同意します。
今回、足利銘仙アロハプロジェクトを通じて、足利銘仙柄のアロハシャツの企画と大塚みか(渡良瀬橋43)による友好親善曲の披露のために1年がかりでハワイのみなさんとともに歩んできました。この2つの企画はどちらも我々関係者たちだけではできなかったものです。そしてまた足利、日本の人たちの応援だけでもできませんでした。ハワイのみなさんのご協力とご支援があって成し遂げられたものです。今回の企画で一緒に汗をかいてくれたハワイのみなさんたちとの絆は、かけがえのない財産となりました。
ホノルルフェスティバルでは、州知事公邸にご招待いただいたり、ご縁ができた在ホノルル日本総領事館にも訪問させていただいたり、栃木県や足利市ゆかりの方々にお会いするなど、私たちのプロジェクトの思いを大勢のハワイの方たちに受け入れていただきました。
まだまだこれからの足利銘仙アロハプロジェクトではありますが、今回生まれた絆をこれからも大切にしていきたいと思っております。
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