三遊亭歌橘「ASHIKAGAN GRAFFITI」
我が故郷が大々的に掲げている
「映像のまち」
構想。
これに乗らない手は無いと
「演芸の街」
と、わたしが独断と偏見で勝手に銘打って、細々と活動しています。
それもこれも今から七年前、観光大使に就任したのを機に
「地元で何かやりたい!」
そう思い立ったが吉日「ふるさとまちおこし寄席」を立ち上げました。
同郷の和妻師・北見翼くんを誘ったものの、彼は未だ前座として修行中の身、
そういう自分は、真打に成り立ての鳴かず飛ばずの落語家。
その鳴かず飛ばずが、満を持して開いた記念すべき初回の観客動員数は、
鳴かず飛ばずでありながらも閑古鳥が鳴き喚いて、空高く巣立つ始末。
それでも定期的に開催していれば何れは地元に定着するだろうと、会を重ねた結果、
行政の支援を受けるところまで辿り付き、今日に至る。
▲「堀ノ内」を演じる「かきつ家ハゲ團治」本業は不動産鑑定士
市内各地で落語会の回を重ねる内に
「落語を演じたい」
との問い合わせがあり、 その経緯があって開いたのが
「三遊亭歌橘落語道場」。
落語そのものに興味ある者、あがり症を克服したい、人前で堂々と喋れるようになりたい等、
しろうともしろうとのうぞうもぞう連中が猛稽古の後、初高座を経験。
たったひとりで数十分の持ち時間を努めると見る見る内に自信を付けて、
あれよあれよと見事立派な落語家さんの出来上がりと成ります。
門下生たちは年四回の発表会に向けて、切磋琢磨している。
この発表会も当初は空席が目立っていましたが、 現在は、おかげさまで前売の時点で完売の大盛況!
ひとつわかったことは発表会は、門下生も緊張との闘いだろうが、
それ以上に疲れるのは自分。絶句しないで最後まで喋れるのだろうか?
不肖の師匠は、舞台袖から弟子よりも緊張している・・・・・・。
▲「井戸の茶碗」を演じる「かきつ家さん蔵」本業は住職
▲「青菜」を演じる「かきつ家圄楼太」。本業は大工
来る十月六日(金)は「ふるさとまちおこし寄席」の第二十回記念特別公演。
孤軍奮闘だったものが、ひとり、ふたりと有志が集まり、
街を挙げて開催する運びと成りました。
足利と演芸。
いいあんばいかも知れません!
▲最年少の「かきつ家雪丸」。小学校5年生。「金明竹」を熱演‼︎
▲満員御礼
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