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2017年6・7月号 vol.14

三遊亭歌橘「ASHIKAGAN GRAFFITI」

2017年06月01日 15:34 by howdys

 

三遊亭歌橘「ASHIKAGAN GRAFFITI」

「両毛」と呼称される我が故郷。
誰が決めたのか
「B級グルメ」
なるものが存在し、近隣の地と
「うちが本家だ!」「うちこそ元祖だ!」
と、くだらな過ぎて新聞沙汰にもならぬ、
B級グルメ紛争が密やかに勃発している。

自分のような仕事をしていて、いちばん困るのが、
この、ご当地グルメの紹介で、
物心つく頃から慣れ親しんでいるものならば、いざ知らず、
先方が用意したものを、さもありなん風態で食すことぐらい拷問はない。

また、メディアの作り上げたものが、勝手に
「足利名物」
として、独り歩きするのもいただけない。

では、この項を読んでいる奴さん方にお訊きしますが、
足利名物って何⁉︎

んーなんだろう・・・・・・。

ポテト入り焼きそば⁉︎

芋フライ⁉︎

ソースカツ丼⁉︎

力丸くん⁉︎

否や!

蕎麦だろ⁉︎

もんじゃ⁉︎

鰻⁉︎

あれだよ、あれ!

そう、イカの一夜干し!

おい!

足利名物と云ったら佐野ラーメンだがね!

Etc...

誰も胸を張って答えられないじゃーん!

というわけで‼

あしかが輝き大使が独断と偏見で推奨する
足利最強のB級グルメを紹介します。

皆さん「和作」をご存知⁉︎

木を切る人の歌でしょ?

それは「与作」だろ!

はい、戯言は終わりにしまして、
今回は、栃木県足利市の片隅に、ひっそり暖簾を降ろす、
伝説の鳥の唐揚げ屋のご案内です。


Photo by Jingo Tatekawa

 

「和作」さんは、祖父母の代から親子三代ご贔屓店。
亡き爺ちゃんは和作の女将さんの親御さんの店からの付き合いというから、
我が家とは関係の深過ぎる店です。

 メインは鳥の唐揚げ、
それも腿肉と手羽肉を豪快に揚げたものを、
BGMの昭和歌謡を聴きながら口を大きく開けて、
これまた豪快に頬張ります。

すっかり気分は、ギャートルズ‼︎
ところがどっこい!

女将さんの唐揚げ愛からか、
食べ方が汚いとお小言が飛んで来るので気をつけてください。
手前、三遊亭歌橘は免許皆伝のお墨付きをいただいています。


Photo by Jingo Tatekawa

 

唐揚げ以外、
夏場は串揚げ、
冬場はおでんもあります。

 

思い起こせば、わたしが子供の頃、
爺ちゃんは夕方に成ると、
ひとっ風呂浴びて、結城紬の着流しで
颯爽と和作に出掛けて行きました。
燗酒二合、酒も女も二号まで・・・・・・。

そんな一家言があったのかないのか今はわかりませんが、
早々の帰宅、お土産は必ず鳥の唐揚げだった。
その経緯もあり、
帰郷した際は、ひとり和作で呑むのが好きだ。
悔やまれるのは、
爺ちゃんと婆ちゃんを連れて和作さんで一杯やりたかった。

 女将さんも高齢のため、そろそろ引退を口にしている。
店を閉めた後の後悔よりも、
思い立ったが吉日で、
ぜひ足を運んでみてください。
和製カーネル・サンダース(女性だけど)
絶品の鳥の唐揚げを堪能あれ!


Photo by Jingo Tatekawa

 

 

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